● 追加公演決定!! 10月30日18時開演 ●

10月26日(水)〜30日(日)
青年団+劇団PARK 日韓合同公演 『ソウルノート』
(原題 『東京ノート』)

『ソウルノート』上演によせて


(二○○四年『ソウルノート』ソウル公演当日パンフレットより)

二十年前の夏の終わり、私は、大きな荷物を背負って、一人で金浦空港に降り立ちました。
二一歳でした。いまでも私は、そのあとの数日間に目にした風景を、克明に思い出すことが出来ます。それが私の、初めての韓国・ソウル体験でした。そして、このあと一年間、私はこの街の住人になりました。

十年前、私は『東京ノート』を書き、岸田國士戯曲賞という新人戯曲賞を受賞しました。
そして、この作品は、現在七カ国語に翻訳され、十数カ国で上演されてきました。
いま、こうして、『東京ノート』を原作とした『ソウルノート』が、韓日の合同公演で上演されることは、私にとっては本当に夢のような話です。演劇を続けていると、たまにこうした圧倒的な幸せに出会うことがあります。

九十年代初頭、私たち日本人は、湾岸戦争やボスニアヘルツェゴビナの惨劇を、テレビのブラウン管を通して見ていました。私にとってショックだったのは、私たちが、はるか遠くの国の戦争を眺めながら、そのテレビの前で、平然と、夕食のおかずについて相談したり、夫婦喧嘩をしたり、週末の予定を話し合ったりしていたことでした。このことが、私が『東京ノート』を書く一つのきっかけとなりました。

そして、いま、二一世紀を迎えて、日本も、そして韓国も、イラクに軍隊を送っています。
しかし、いまも戦争はブラウン管の中で行われていることに変わりありません。
ただ、『東京ノート』のテーマは、ただそこにとどまるわけではありません。
この作品には、現代社会に生きる日本人が抱える様々な困難が描かれていました。
そしてそれ
は、韓国の方々にも、ほぼ共有できるものだということが、この作品を創る課程で実感できました。
 ここには、伝統社会と近代社会の間で揺れ動く人々の不安定な生の姿が登場します。
家族も、仕事も、子供も、もちろん戦争も戦争反対運動も、彼らに生きる指標を与えてはくれません。
『東京ノート』は、そして、『ソウルノート』は、そういった現代を生きる人々の不安や孤独やいらだち、そして小さな希望をも描いています。

希望はなんでしょう。
私は、それを観客に問いかけたいと思います。

 世界最後の日に、もし一枚の絵を見るとしたら、あなたはどんな絵を見たいですか?
 世界最後の日に、もしも食事をするとしたら、あなたは誰とそのテーブルを囲みますか?

この作品は、そのような問いかけを含んだ作品です。

平田オリザ

作・演出

【作】 平田オリザ Hirata Oriza
【演出】 平田オリザ Hirata Oriza  Park Kwang Jung
【翻訳】 ソン キウン Sung Ki Woong

出演

山内健司 Yamauchi Kenji
ひらたよーこ Hirata Yoko
松田弘子 Matsuda Hiroko
足立誠 Adachi Makoto
山村崇子 Yamamura Takako
角舘玲奈 Kakudate Reina
天明留理子 Temmyo Ruriko

チェ ヨンミン Choi Yong Min
ユ ヨンス Yoo Yun Soo
イム ユヨン Lim You Young
チェ チャンヨル Choi Chang Youl
チャン ソンヨン Jang Seon Yeon
ファン ジヨン Hwang Ji Young
ハン スンド Han Seung Do
イ ジンヒョク Lee Jin Hyuk
パク ジュヒ Pak Ju Hee
ク ボンジュ Ku Bon Ju
ノ ジョンア No Jeong Ah
チャ ヘジョン Cha Hye Jung

スタッフ

【演出助手】 ジュジヒ Ju Ji Hee
【音楽監督】 ハン ジェコン Han Jae Kwon
【技術監督】 キム ヨンヒョン Kim Yong Hyun
【舞台美術】 杉山至 Sugiyama Itaru
【照明】 岩城保 Iwaki Tamotsu
【音響操作】 薮公美子 Yabu Kumiko
【通訳】 ソン キウン Sung Ki Woong
【字幕操作】 ソン キウン Sung Ki Woong 秋山建一 Akiyama Kenichi
【字幕制作】 青年団 Seinendan
【宣伝美術】 京 Kyo
【制作】 一條智子 Ichijyo Tomoko 西山葉子 Nishiyama Yoko

公演日時
 14:0016:0018:0019:0019:3020:00

10
26日(水)

   PLAY!★ 
27日(木)    PLAY!★ 
28日(金) PLAY!   PLAY!
29日(土)PLAY! PLAY!●  
30日(日)PLAY! PLAY!   

■ 追加公演 10月30日18時開演 ■

すでに満席の回もあり、大変ご好評いただいております。
追加公演として10月30日(日)18時の回を新たに設けました。
比較的ご覧になりやすいお席をご案内することができるかと思います。


★の回 = 公演終了後、演出家によるアフタートーク開催
●の回 = 公演終了後、平田オリザ、朴広正、ユニークポイント代表山田裕幸による日韓シンポジウム開催

※開場は開演の20分前。日本語字幕付き、日韓二カ国語上演。

チケット料金

<チケット料金>
前売・当日共 一般3,000円 学生2,000円 高校生以下1,500円

日時指定/全席自由/整理番号つき
※本公演は芸術地域通貨ARTS(アーツ)でもご観劇いただけます。
(1ARTS=1円で使用できます。ARTSとは桜美林大学内の演劇施設で施行されている通貨です。)

チケット販売

【青年団】
03-3469-9107
http://www.seinendan.org/

【チケットぴあ】
0570-02-9999
(Pコード:363-904)

お問合せ

【青年団】
03-3469-9107
http://www.seinendan.org/

その他

主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
共同制作:ソウル国際公演芸術祭
後援:駐日韓国大使館 韓国文化院・韓国文化観光部

オフィシャルサイト http://www.seinendan.org/


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