個人的には演劇を見直すシリーズ第3弾となります。
　第1弾では「言葉とコミュニケーション」を見直し、第2弾では「俳優と役の関係」を見直しました。
　今回見直すのは「物語」。こいつはかなりの難敵です。
　タイトルは｢再生｣。
　とあらば、「再生」の物語を「再生」します。
　Rebirth、Replay、Recycle。
　この3つを使った演劇を作ります。また実験的だと言われると思いますが、もうそれでいいです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　多田淳之介

東京デスロック プロフィール
　2001年3月旗揚げ。現在まで11回の公演を重ねる。
　作・演出の多田は現在、青年団演出部にも所属し、若手自主企画、青年団リンク 二騎の会の演出等も手がけている。
　劇団本公演では一貫して「死」に直面した人々の物語を描き、劇場以外の場所で行われるCARAVANシリーズでは、演劇の構造を利用し、既成の演劇のスタイルに囚われない作品を発表している。
　最近では、全編架空の言語による作品や、俳優と役柄を固定しない作品等、挑戦的な作品が続く多田演出は各方面から注目を集めている。