その線を越えて、向こう側に行った人達は異常な人達ではない。
　　　風変わりでも、心の弱い人でもない。
　　　僕らと同じものを抱え、同じように悩む、普通の人達だ。
　　　市井の人を描きたいと思う。
　　　その線を越えた、普通の人の、可笑しくて、くだらない話を。

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青年団演出部・西村和宏プロフィール

　1973年兵庫県生まれ。
　1999年、劇団第三エロチカに俳優として入団。主な出演作に『近代能楽集』（作・三島由紀夫　演出・川村毅）など。
　2001年にユニークポイントのワークショップに参加。そこで知り合った鈴木大介と劇団サラダボールを旗揚げ。主宰・演出を務める。
　2005年、青年団に演出部として入団。2005年11月、青年団第49回本公演『砂と兵隊』（作・演出　平田オリザ）の演出助手を務める。
青年団での演出に2006年8月OSPF（大阪短編演劇祭）に参加した『ボタン』（作・鈴木大介　演出・西村和宏）、2006年9月青年団若手自主企画Vol.30『World's end』（作・鈴木大介　演出・西村和宏）がある。