昭和89年、裁判員制度が施行された日本。ある事件の審議のため、集められた6人の裁判員たち。数々の証拠から、有罪を確信する彼らだったが、一人の裁判員がある『矛盾』に気づく。真相を解明するうち、事件とは別に、ある衝撃的な事実が明らかになる。なぜ、被告は犯人にされたのか。この事件は冤罪なのか。そして裁判員達に、何が起きたのか。実際に起きた三つの事件を元に描く、衝撃の舞台。