2008年10月23日(木)〜26日(日)
元祖演劇乃素いき座『虫たちの日』

『阿房列車』 ©中村和夫


 『虫たちの日』は今や日本前衛劇の古典と位置づけられる別役実氏の中期の作品です。前衛劇の原型の多くがある特異な風景の中での人間の不条理性を刻印していくのを特徴とするが、当作品ではごくありふえた日常の風景そのものが不条理である事象を描いている。
 当今、個の世界の不条理性など、体制権力の強力な条理により、ことごとく整序されてしまい、それらしき物は個人の弱さとか吾儘などと云うレベルでしか扱われなくなってしまったが、当作品では普遍的なる物は常に不条理を根幹として立ち現れることを私たちに想起させるだろう。


カンパニープロフィール 1987年、土井通肇と森下眞理の両名により組織される。以降、創作劇を軸に、呼吸(いき)の肉体的表現を演劇テーマとして、数多くの舞台を創作している。中でも、1991年初演の平田オリザ作『阿房列車』のロングラン公演(今年で18年目)は特記される活動の一つである。
別役実
演出 土井通肇
出演 土井通肇 森下眞理
スタッフ 照明:竹廣零二
公演日時
10月23日(木)   19:30
24日(金)   19:30
25日(土) 15:00 19:30
26日(日)   18:00
受付開始は開演の1時間前
開場は開演の15分前

チケット料金

前売 2800円 当日 3000円

・本公演は芸術地域通貨ARTS(アーツ)でもご観劇いただけます。
(1ARTS=1円。ARTSは、桜美林大学演劇施設内で施行されている地域通貨です)
・未就学児入場不可

お問い合わせ
チケット取扱い

元祖演劇乃素いき座 044-922-3518

会場 アトリエ春風舎
(東京メトロ有楽町線・副都心線/西武有楽町線「小竹向原」駅4番出口から徒歩3分)

会場は「アトリエ春風舎」となります。「こまばアゴラ劇場」ではありませんので、お間違えのないようご注意ください。


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