2009年4月16日(木)〜5月6日(水・祝)
6人の演出家による連続上演
「キレなかった14才♥りたーんず」

『アントン、猫、クリ』
作・演出:篠田千明(快快)


アパートに野良猫が住みついた。えさをあげる人、えさをあげてる人を見て声をかける人、興味はないけど気にしてしまう人、道の反対側にすんで窓からその様子を見る人、猫が嫌いな人。半径50メートルのアパート界隈で、次々と広がっていく景色。描きつくそうとしたら、50メートルだって宇宙だ。
単語をレゴブロックのように組み合わせ、重ねて、その小さな景色にあるものを情報化する。乗っける体はあくまでミニマムな、仕草の初動から離れないように、情報のベクトルをつけていくイメージで。
小指値『R時のはなし』 撮影/加藤和也

演出家
プロフィール

篠田千明【しのだ・ちはる】
1982年東京生まれ。
幼少の頃から現在に至るまでほとんどメンタリティに変化なし。特筆することもあまりないが、どこでも変わらないという事はどこででも浮いていたのかもしれない。高校時代は「干し柿部」「モノポリー部」「ナポレオン部」を作るが、次々に教師からクレームがつき、最終的に一見何もやっていないように見える「ESP部」に落ち着くも、受験時期になっても放課後だらだら教室に残っていたためにやはり文句を言われる。
多摩美術大学の同級生と「小指値」を結成、2008年に「快快」に改名。
快快では主に演出、脚本、夜遊び隊長担当。チームの核であり、すべての作品の企画に関わっている。その演出は舞台空間に現れるレイヤー性を利用してゲーム感覚で配置する事によって、観客をただの鑑賞ではなく経験として体現させる。一方テキストには、どこにでもある日常の出来事をひたすらに丁寧に描く事でファンタジー性を持たせる。アル中疑惑もあるが、作品を具体化していくすさまじい突破力がウリ。
代表作は「霊感少女ヒドミ」「ジンジャーにのって」「いそうろう」。
ブログ:http://shinoda.koyubichi.com/

出演 カワムラアツノリ(初期型) 中村真生(青年団)
公演日時
4/16木 20:00★ ポストパフォーマンストーク:篠田×中屋敷×杉原
4/22水 19:30
4/26日 19:30
4/27月 14:00
5/3日・祝 20:00
5/4月・祝 16:00


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