半月の光は、どうしてあんなにまっすぐ半分に、すぱっとあたっているのか、考える。
人間の眼だけで何かをきっちり半分にすることは、可能なのだろうか。
光を半分にするとしたら、どんなアプローチができるだろう。
光量を半分にする?
色を半分にする?
光と影の割合を半分ずつにする?
そして光とともに、自分の「半分」について考えてみようと思います。
日本大学芸術学部演劇学科照明コース卒業。在学中より活動を始め、2003~07年balance,inc.勤務ののちドイツに渡り、2008年度文化庁芸術家在外派遣研修員としてベルリンのアートハウスにて研修。劇場ではない場での演劇公演のデザインを多く手がけ、空間の持つ力と共演する照明をめざすとともに、舞台芸術になじみやすくするためのワークショップも視野に入れ活動中。STスポットのダンス公演やポかリン記憶舎、Ort-d.d.などの照明デザインを担当。