松井周 Shu Matsui
劇作・演出家、俳優。1972年東京都出身。1996年に俳優として青年団に入団。俳優活動の傍らで戯曲の執筆を続け、2003年『通過』、2005年『ワールドプレミア』で日本劇作家協会新人戯曲賞の最終候補作に。2007年にサンプルを旗揚げ。2008年に『家族の肖像』が岸田國士戯曲賞最終候補作に選ばれた。独特の妄想を基盤としながらも、俳優の潜在能力と上演される空間の可能性を最大限に活かした舞台に定評がある。
野村政之 Masashi Nomura
1978年長野県生まれ。青年団・こまばアゴラ劇場制作・サミット実行委員。サンプル『カロリーの消費』(2007年)以降の松井周・演出全作品、および、青年団リンクままごと『わが星』(2009年/作・演出:柴幸男)でドラマターグを担う。制作を担当する公演も含め、「作品の外部にある社会や観客との関係を視野に入れ、演出家・スタッフ・俳優との共同作業のなかで、作品および公演全体の意義・同時代性を掘り下げる」ような仕事をしている。
木藤歩 Ayumi Kito
愛知県出身。2000年日本大学芸術学部演劇学科照明コース卒業と同時に小劇場を中心に活動をはじめ、2003〜07年balance,inc.勤務ののちドイツに渡り、2008年度文化庁芸術家在外派遣研修員としてベルリンのアートハウスにて研修。博物館や温室など、劇場ではない空間での演劇公演のデザインを多く手がけ、空間の持つ力と共演する照明をめざして活動中。ポかリン記憶舎、Ort-d.d.などの照明デザインを担当。