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文化庁重点支援施設採択について

更新日:2011.04.30

 新しい年度が始まりました。
 今年度もたくさんの皆様に、支援会員のお申し込みをいただいております。本当にありがとうございます。

 さて、文化庁から、本年度より本格実施となりました「優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業」についての、採択の発表がありました。こまばアゴラ劇場は、全国で12だけの「重点支援施設」に採択されました。民間からの採択は、サントリーホールとアゴラ劇場の二つのみです。これも皆様のご支援のたまものと感謝しております。
 しかしながら、助成金そのものの金額は、昨年度までの「拠点助成」の約三分の一、これまでもっとも多かった年の五分の一という大幅な減額となってしまいました。
この最大の原因は、事業仕分けのあおりを受けて、この部門の助成金の総額が大きく減らされたことにあるようです。他の劇場も減額になっていますが、下位で採択されたこまばアゴラ劇場は、もっとも激しい減額となってしまいました。
また、約60件採択された「地域の中核劇場・音楽堂」の中には、「重点支援施設」よりも額が大きい施設も多くあり、ねじれともいうべき現象が起きています。ちなみに青年団とこまばアゴラ劇場の場合は、もしも「地域の中核劇場・音楽堂」に申請をした場合は、助成の対象が目黒区内での活動に限られるため、大きく活動が制限されます。

 ただ、どのような状況下にあろうとも、結果として、相対的にこうした低い評価しか得られなかったことは、芸術監督としての私の不徳の致すところであると、深く反省をしております。
 私たちは、二年連続の岸田戯曲賞受賞を初めとして、国内外から数々の賞を受けてまいりました。若手の育成や国際交流に関しては、名実共に国内トップの実績を残してきたと自負しております。ただ、こういった人材育成などは、我が国においては、まだまだ劇場の責務としては認識されておらず、あまり評価の対象とはなりません。また現在の評価制度では、規模の大きな公立ホールが有利にならざるを得ないとも感じます。

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 さはさりながら、私たちは、評価は評価として厳粛に、謙虚に受け止め、さらに精進を続けてまいりたいと思います。

 今回の大幅な減額を受けて、こまばアゴラ劇場は開業以来の経営難に陥ることとなりました。
 今年度は、国際関連の助成金は多くが採択をされました。また、ここ数年、文化庁の助成金のみに頼らない経営の多角化を進めてきましたので、ロボット演劇、海外公演などの収入によって、会社が潰れるということはありません。しかし、厳しい状況であることには間違いありません。
 そのために、現在、私たちは費用の節減、経営の合理化を余儀なくされております。まず、残念ながら、好評をいただいてきた託児サービスを5月いっぱいで停止いたします。また、その他にも、いくつかのサービス内容について検討を進めています。
 来年度の利用劇団の公募にあたっては、これまで利用料無料だった「劇場主催公演」の枠を廃し、公募は有料利用の「提携公演」のみとしました。
また来年度も、このような減額が続く場合には、支援会員制度自体を見直すこととなるかもしれません。
 私たちは、利用劇団にも、劇場においでいただくお客様にも、提供するサービスをできる限り低下させることなく、この難局を乗り切っていきたいと考えております。
 ぜひ、皆様に、ご理解とご協力をお願いいたします。

『平田オリザ・演劇展vol.1』が開幕しました。ぜひ、多くのお客様に足をお運びいただければと存じます。

2011年4月30日 平田オリザ