劇場支援会員の概要

劇場支援会員の概要

劇場に通ってみませんか?

2020年度も、こまばアゴラ劇場は、多彩なラインナップで皆さんをお待ちしています。特に今年度は、アゴラ初登場の団体も多く、新しい才能と出会っていただける一年になるかと思います。
また、兵庫県豊岡市に新たにオープンする江原河畔劇場を含め、支援会員制度の連携劇場はアゴラ・春風舎も含めると6地域9館に増え、ますます劇場ネットワークの輪が広がりつつあります。連携劇場では、こまばアゴラ劇場と同様に年間を通じて無料で観劇が可能です。
青年団は、本拠地を兵庫県豊岡市に移転しますが、こまばアゴラ劇場は経営を継続し、いままで以上に才能との出会いの場としての機能を高めていきたいと考えています。
青年団自体も座・高円寺、吉祥寺シアターと幅広く公演を行い、これも支援会員観劇の対象となります。青年団演出部の上演もますます充実してきました。ぜひ、多くの皆さんに、多彩な演目を楽しんでいただければと願っています。
私たちはこれまで、芸術監督が決めた年間のプログラムを会員の方に楽しんでいただく「劇場文化」を日本に根付かせようと努力してきました。2012年には通称「劇場法」も施行され、多くの公共ホールも作品創作に乗り出しています。
2020年代は、いよいよ「劇場の時代」が来ると私たちは確信しています。
こまばアゴラ劇場は、劇場文化をけん引する民間小劇場として、さらにその先進性と独自性を極めていきたいと考えています。ぜひ、多くの皆さんの支援をお願いいたします。

こまばアゴラ劇場 芸術総監督 平田オリザ

 

支援会員制度を通した「劇場・劇場文化」との出会い

この劇場支援会員制度は、皆様から年会費により劇場を支援していただくとともに、それに応じた形で、当劇場で上演される作品・ラインナップを安価に、また優先的にご覧いただくものです。
私たちは、この劇場支援会員制度を通して、舞台芸術の成熟だけでなく、日常生活における芸術と人とのゆるやかなつながりの場として、「劇場・劇場文化」との出会いを提案できればと考えています。

 

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劇場の時代

青年団は、2020年春に兵庫県豊岡市に新しい劇場をオープンします。劇団は、ここを本拠地とし、これからは本公演のすべての稽古は豊岡で行います。
一方、こまばアゴラ劇場、アトリエ春風舎は経営を継続し、これまで同様に多彩な演目で皆さんのご来場をお待ちしています。
これは、通常の企業で言うところの「工場移転」だとお考えいただければと思います。
東京は消費の場としては優れているかもしれませんが、生産の場としては、決して豊かな都市とは言えません。土地代は高く、コミュニティはずたずたです。私たちは、豊岡の豊かな自然の中で、集中して、世界に発信できる作品を作り続けていきたいと考えています。

2003年、私たちは日本初の本格的な支援会員制度を開始しました。
日本では、演目、俳優、演出家などを目当てに観客は劇場に足を運びます。しかし欧米では、芸術監督のもとでシーズンのプログラムが決められ、それを信頼して観客は劇場に足を運びます。
年間のプログラムの中には、一人一人の観客の心に響く作品もあれば、気の合わなかった作品もあるかもしれません。しかし、そのつまらないと思った作品も、他に支持する人が多くいるかもしれません。「どうして、こんなつまらない作品に人気が出るのだろう」と興味を持ってもらうことさえ、私は劇場の楽しみだと思うのです。
私たちは、こういった「劇場文化」を日本に定着させたいと願い、活動を続けてきました。
2012年には通称「劇場法」が施行され、劇場は単なる箱ではなく、創造や交流の場であることが規定されました。そして、そのためには専門家を配置しなければならないことも明記されました。
ゆっくりとした歩みとはいえ、芸術監督制度やシーズンのプログラム制度は、日本全国に広がりつつあります。どうしても動きの鈍い公共ホールより先に、民間の支援会員のネットワークも生まれました。
私たちは、2020年代は「劇場の時代」だと確信しています。
そして、こまばアゴラ劇場は、小さいながら、常にその時代の先頭を走っていきたいと願っています。

青年団は稽古場を豊岡市に移しますが、今後も東京での公演を持続させます。私たちにとっては、東京もソウルもパリも、大事なお客様のいる表現の場です。できるだけ多くの作品をもって、このにぎやかな街を訪れたいと考えています。
一方、こまばアゴラ劇場は、数年後には芸術監督も公募制に移行し、より一層、若い才能との出会いの場としての役割を強化していきたいと考えています。

今後とも、こまばアゴラ劇場と劇団「青年団」にご支援、ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

こまばアゴラ劇場 芸術総監督 平田オリザ


2020年度の劇場支援会員特典で「こまばアゴラ劇場・アトリエ春風舎での公演」の他、座・高円寺での『馬留徳三郎の一日』、吉祥寺シアターでの青年団『眠れない夜なんてない』等の「その他の会場での青年団公演(こまばアゴラ劇場主催・提携公演)」、また、支援会員制度連携劇場での公演がご覧いただけます。
http://www.komaba-agora.com/program/lineup2020

 

2020年度の劇場支援会員の申し込みを開始しました。
尚、会員セットのお渡しは4月頭を予定、先に予約のための会員番号をお知らせいたします。