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【こまばアゴラ劇場】5月の一部公演について

更新日:2021.05.01

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い東京都より4月23日に発表された「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京都における緊急事態措置等」の要請に従い、こまばアゴラ劇場、アトリエ春風舎は4月28日より休館とさせていただきます。

 4月25日(日)から27日(火)の期間については、両劇場とも、周知不徹底や直前での中止による不測の事故を避け、会場付近でかえって密な混乱が生まれることの抑止をいちばんに考え、感染拡大防止対策に万全を期して上演を行うことを決定し、東京都に届け出のうえ公演を実施しました。

 今回の政府および東京都からの休業協力の「依頼」、並びに無観客での上演の「要請」については、ライブエンタテイメント業界でも大きな議論が起こっています。特に、無観客での上演について、「社会生活の維持に必要なものを除く」という項目が付帯されており判断の別れるところとなっています。
 しかしながら、内容が明確でない変異株の出現、政府が対策を人流の抑止にシフトした点など、新しい要素も含めて、専門家の知見も交えての「要請」である以上、劇場としては、それを厳しく受け止めて対応せざるを得ないと私たちは考えました。

一方で、会議、稽古などは継続していいとの指示も出ておりますので、できる限り表現の場としての劇場機能を維持しながら再開のときを待ちたいと考えています。

 観客の皆様、特に支援会員の皆様には、再々度のご不便となりますが、どうかご理解ご協力をお願い申し上げます。

芸術総監督 平田オリザ