8月20日より予定しておりました、青年団リンク キュイ『ダイレクト/ネグレクト』公演につきまして、新型コロナウイルス感染症の感染状況を受け、カンパニー側の意向から、公演中止が決定致しました。
2021年8月20日(金)~30日(月) 青年団リンク キュイ 『ダイレクト/ネグレクト』
以下、カンパニーからの告知です。
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青年団リンク キュイの公演を楽しみにしていただいている皆様、活動を遠くから応援いただいている皆様、いつも誠にありがとうございます。
この度、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響により、2021年8月20日~30日に上演を予定しておりました『ダイレクト/ネグレクト』公演を中止させて頂きます。
長きに渡る東京都でのまん延防止等重点措置、及び本日から8月22日まで発令される緊急事態宣言、並びに変異株の流行の速さを踏まえた上で、安全な実施に向けて十分な準備を進めていくことが叶わず、大変心苦しく、残念ではございますが、このような結論に辿り着きました。
昨年度は緊急事態宣言に振り回されたものの、外部での脚本提供も含めて『まだなにもはなしていないのに』『永久に記憶する煙』とふたつの新作を、なんとか上演することが出来ました。
どちらも、本番までに何かあるかもしれない可能性を覚悟していました。
今回、途中で力尽きることになったのは、何かあるかもしれない可能性の大きさに、私が押しつぶされてしまったからです。
ご観劇を前向きにご検討いただいていた皆様にも、座組の皆様にも、劇場の皆様にも、この公演に関わる全ての方々に、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
何卒、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
目の前のことに一喜一憂していると、十憂、百憂、千憂と爆発的に増殖する憂に、喜が一瞬でかき消されそうになりますが、一瞬の喜を大事に抱えていきたいです。
人の一生は私が想像出来るよりもずっと長いので、緩やかに、近くだけではなく遠くもみることを意識して、最適な目覚めの時を待とうと思います。
一人で待ち続けるのは寂しいので、心に余裕を持てる方は、もしよかったら、いっしょに待っていただけますとありがたいです。
今後とも、よろしくお願いいたします。
2021年7月12日
綾門優季
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今後の公演についても各団体毎に日程も状況も違いますので、新型コロナウイルス感染症対策分科会や政府からの情報等を元に、劇場とカンパニーでひとつひとつ判断していければと考えております。
また、こまばアゴラ劇場では、主催公演はもとより、提携公演についても上演団体からの劇場費・キャンセル料は一切取らず、政府・東京都などから出る自粛についての協力費・助成金などを、この損失補填に充てる方針です。
また、中止となった演目の延期による公演の受け入れや、支援会員の皆様に向けた映像配信等も検討しております。
一刻も早く事態が収束し、皆様を劇場に迎えられる日が来ることを願っております。
こまばアゴラ劇場