2015年2月10日[火] - 3月1日[日]

青年団若手公演
+こまばアゴラ演劇学校“無隣館”一期生修了公演

南へ

作・演出:平田オリザ

日本を逃げ出す富裕層の倦怠と衰退を描く問題作に

“無隣館”の一期生が挑む。彼らの挑戦は希望の船出となるのだろうか。


近未来、南へと向かう豪華客船に乗り合わせた日本人。
それぞれの想いを胸に、船はゆっくりと進んで行く。
はたして、彼らは、なぜ南を目指すのか、南には、何があるのか。

Aチーム、Bチームよるダブルキャスト公演です。

2013年、青年団は、新人募集を停止し、それに代わる機関として、こまばアゴラ演劇学校「無隣館」を創設しました。この改編に伴い、若手公演も無隣館の生徒と青年団有志の合同企画という形に衣替えをすることになりました。昨年上演した『S高原から』に続き、無隣館一期生の修了公演として『南へ』をお届けします。
この『南へ』は1990年初演。バブル経済のただ中で、近未来、日本の富裕層が豪華客船に乗って列島から逃げ出していく姿を描いています。この作品は、1995年の再演以来、封印され、今回20年ぶりの再演となります。
おそらく、この舞台を見る多くの観客は、不思議な感覚にとらわれることでしょう。いったい、この舞台は、いつ、なんのために、誰に向かって書かれた作品なのか。我々は歴史をさかのぼっているのか、あるいは歴史に流されているのか。
私もまた、稽古を進めながら、その不思議な感覚のなかを漂ってみたいと思います。

平田オリザ

1年次修了公演『S高原から』(2014年)こまばアゴラ劇場

1年次修了公演『S高原から』(2014)こまばアゴラ劇場

出演

Aチーム
小林亮子 中村真生 伊藤 毅 本田けい 由かほる 佐藤 滋 前原瑞樹 李そじん ……以上、青年団
朝比奈竜生 植浦菜保子 坂倉夏奈 多賀麻美 田中孝史 田山幹雄 横地 梢 ……以上、無隣館

チーム
中村真生 富田真喜 森岡 望 佐藤 滋 前原瑞樹 ……以上、青年団
朝比奈竜生 植浦菜保子 石川彰子 串尾一輝 坂倉夏奈 坂倉奈津子 多賀麻美 田中孝史 田山幹雄 藤松祥子 ……以上、無隣館

スタッフ

舞台美術:青年団美術部 照明:西本 彩 衣装監修:正金 彩 
演出助手:無隣館演出部 フライヤーデザイン:京(kyo.designworks) 
制作:金澤 昭、有上麻衣、赤刎千久子

日時

2015年2月10日[火] - 3月1日[日]

2月10日   19:30
11日   19:30
12日   19:30
13日   19:30
14日   19:30
15日 14:00 18:00
16日   19:30
17日 休演日 
18日   19:30
19日   19:30
20日   19:30
21日   19:30
22日 14:00 18:00
23日   19:30
24日   19:30
25日 休演日 
26日   19:30
27日   19:30
28日   19:30
3月1日 15:00  

受付開始は開演の40分前、開場は開演の20分前

会場

こまばアゴラ劇場

京王井の頭線「駒場東大前」駅 東口徒歩3分
東京都目黒区駒場1-11-13 [google map]
tel:03-3467-2743

※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。
料金

前売・予約・当日共
一般=2,500円  学生・シニア(65歳以上)=2,000円

*日時指定・全席自由席・整理番号付
*学生・シニアの方は、当日受付にて学籍・年齢を確認できる証明書をご提示ください。
*未就学児はご入場いただけません。
チケット
発売日

2015年1月10日(日)

チケット
取り扱い

青年団 03-3469-9107 (12:00 - 20:00)

オンラインチケット予約はこちらから
お問い合わせ

青年団

03-3469-9107(12:00 - 20:00)

こまばアゴラ演劇学校“無隣館”とは?

こまばアゴラ演劇学校“無隣館”は、こまばアゴラ劇場と青年団により2013年度より新たに設けられた若い演劇人のための育成機関です。2年をひとつの単位とする形で、1年次は、青年団主宰の平田オリザをはじめ、青年団演出部、関連団体の演出家、劇作家、俳優によるワークショップおよびアートマネジメントや舞台技術に関する様々な講座を受講し、青年団有志との合同公演を行います。2年次は希望者が専攻科として引き続き研修を行い、青年団有志との合同公演の他、無隣館演出部を中心に“無隣館若手自主企画”を立ち上げを実施していきます。

《二期生募集中》2015年4月に、こまばアゴラ演劇学校“無隣館”第二期を開校いたします。

 
企画制作:青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場

助成:

文化庁ロゴ平成26年度 文化庁劇場・音楽堂等活性化事業