出演 | 『阿房列車』中藤 奨 たむらみずほ 田崎小春 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スタッフ | 美術:杉山 至 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日時 |
2024年5月8日[水] - 5月15日[水]
阿=『阿房列車』/思=『思い出せない夢のいくつか』 《追加公演が決定いたしました》(2024.03.16) 好評につき、下記の回の追加公演が決定いたしました! チケット発売日:3月19日(火) *『阿房列車』『思い出せない夢のいくつか』のセット券は、追加公演のみの組み合わせとなります。 『阿房列車』 5月11日(土)10:30開演 5月12日(日)19:30開演 『思い出せない夢のいくつか』 5月11日(土)19:30開演 5月12日(日)10:30開演 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
料金 | 前売・予約・当日共 *26歳以下、18歳以下の方は、当日受付にて年齢を確認できる証明書をご提示ください。 *未就学児童はご入場いただけません。 *開場時は【劇場支援会員→前売→予約(当日精算)→当日券】の順番でご入場いただきます。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
チケット 発売日 |
2024年2月18日(日) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
チケット 取り扱い |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
関連 イベント |
青年団舞台美術アーカイブを展示(予定) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
企画制作:青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 |
2024年5月8日[水] - 5月15日[水]
青年団第101回公演
『阿房列車』『思い出せない夢のいくつか』
『阿房列車』 原作:内田百閒 作・演出:平田オリザ
『思い出せない夢のいくつか』 作・演出:平田オリザ
『阿房列車』
何もすることがない。手足を動かす用事はない。ただ、こうやって考えている。
何を考えるというかというに、何もすることがないということを考えている。
内田百閒先生の名作『阿房列車』を翻案し35年にわたって上演され続けてきた不思議な物語。青年団版『阿房列車』初の東京公演。
1991年、平田オリザが他劇団に書き下ろした最初の作品。目的もなく旅に出た二人は、列車の中で不思議な若い女と出会う。何か事件が起こるわけでもない日常の延長のような列車の旅のなか、車窓の向こうから様々な風景が浮かび上がってくる。
『思い出せない夢のいくつか』
星の数ほど生まれる思いは、衝突、爆発、死を繰り返す
これは大人のための『銀河鉄道の夜』
1994年に青年団プロデュース公演として、第七病棟の緑魔子を客演に迎え、「唐十郎さんや石橋蓮司さんが少女のイメージで捉える緑魔子さんとは違う現在の彼女」を登場させて話題となった。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』や『青森挽歌』、内田百閒の『阿房列車』、寺山修司の『コメット・イケヤ』などを題材にとり、3 人の男女の複雑に絡み合う想いを、行く先が定かでない曲がりくねった線路の上を走る列車に乗せて描く。
こまばアゴラ劇場は2024年5月をもって閉館いたします昨年春、劇場と劇団内部でアゴラ売却の方針を決め、不動産業者も驚くほど早くよい買い手が見つかり、12月1日の閉館公表まで少し沈黙を守らなければならない時間がありました。この期間、多くの皆さんに不義理をすることとなった点をまずお詫びしたいと思います。 売却が決定してからも、それを公表してからも、自分でも驚くほどに淡々とした気持ちで、どうも私にはノスタルジーのような情感が欠如しているのだろうとあらためて思いました。 もちろん、まったく感慨がないわけではありません。『S高原から』『ソウル市民』『東京ノート』と、のちに世界中で上演することになる作品群は、いずれもこのこまばアゴラ劇場で生まれました。稽古場も劇団の事務所もここにありましたから、20代から30代前半、私は一日のほとんどの時間をこの建物の中で過ごし、仲間とともに新しい演劇の可能性を追い続けてきました。 そうであっても、やはり強い想いは感じられない。閉館の日が来れば少しは変わるかとも思いますが、いまは、肩の荷が下りたような感覚です。 なんだかサヨナラ公演のチラシの文章にしてはふさわしくないものになってきましたが、本意はそうではないのです。青年団もこまばアゴラ劇場もこれまで、創立○○周年といった行事をほとんど行ってきませんでした。少なくとも私にとっては、いま創る作品とこれから創る作品がすべてで、それ以外のことにはあまり関心がないのだと思います。 こまばアゴラ劇場の歴史は、100年後、日本演劇史の中に位置づけられるものとして考えたいと思います。それがきちんと位置づけられるように、これからもいい作品を一本でも多く創っていきたいと願います。 40年間のご愛顧、ありがとうございました。オーナーである平田家を代表して感謝申し上げます。閉館までの最後の一ヶ月間を満席の客席で過ごせればと思います。 平田オリザ |