出演 | 藤原大介(劇団飛び道具) 柏木俊彦(第0楽章) 福田温子(てがみ座) 飯坂美鶴妃(枠縁) 菅一馬(デ) |
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スタッフ | 舞台監督:山中秀一 舞台美術:川上明子 音響:小早川保隆 照明:葛西健一(GEKKEN staff room) 衣裳:南野詩恵 |
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日時 |
2015年8月26日[水] - 8月30日[日]
受付開始は開演の30分前、開場は開演の15分前 ★=終演後に、ゲストを招いてトークイベントを行います。 27(木)19:00…ゲスト=松井周(サンプル/劇作家・演出家・俳優) 28(金)19:00…ゲスト=長田育恵(てがみ座/劇作家) 29(日)14:00…ゲスト=柿木伸之(広島市立大学/准教授、哲学・美術) ◎=プレビュー公演決定! |
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料金 | [前売・当日とも] |
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チケット 発売日 |
2015年6月20日(土) |
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チケット 取り扱い |
下鴨車窓Web予約専用フォーム CoRich舞台芸術! |
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WEB | WEB http://tana2yo.under.jp/ |
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他会場 での公演 |
【京都公演】6月12日(金)~15日(月) 京都芸術センター 【香港・マカオ公演】6月25日(木)~29日(日) 水泊劇場 ほか 【大阪公演】7月4日(土)~5日(日) 八尾プリズムホール 【三重公演】8月22日(土)~23日(日) 三重県文化会館小ホール |
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主催:下鴨車窓、三重県文化会館(三重公演)
共催:京都芸術センター(京都公演) 協賛:(公財)八尾市文化振興事業団(大阪公演) 提携:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場(東京公演) 助成:芸術文化振興基金、アーツサポート関西 |
2015年8月26日[水] - 8月30日[日]
下鴨車窓
漂着(island)
脚本・演出:田辺 剛
孤島に流れ着いた瓶詰めの手紙が呼び起こす記憶と出発の物語
その安アパートの窓から見える空はいつも曇っているように感じられた。何本もの工場の煙突が遠くにあって、高く空を支えている。
四六時中出ている煙突からの煙が空を作っているようだった。思った以上の工場地帯に来たのだなと引っ越してから気がついた。まだ梅雨だからいっそう空の灰色はたしかだ。
映像作家の進藤は今が作家として停滞期であることをはっきり自覚していた。その安アパートに引っ越してきたのは製作費の捻出と心機一転を図るため。
窓から見える風景に憂鬱としながらも新作の構想は練ってある。孤島を舞台にした夫婦の物語だ。浜辺に流れ着いた瓶詰めの手紙が大切なアイテム。ただ、手紙とともに流れ着いた女のアイデアは後付で、それはアパートの側を流れる用水路に浮かんだ女の死体と目が合ってしまったのがきっかけだった。
下鴨車窓・田辺剛劇作家、演出家。劇場「スペース・イサン」プロデューサー。現在は京都市に在住し創作活動を続けている。2005年に『その赤い点は血だ』で第11回劇作家協会新人戯曲賞を受賞。2006年秋より文化庁新進芸術家海外留学制度で韓国・ソウル市に1年間滞在し劇作家として研修する。2007年に『旅行者』で第14回OMS戯曲賞佳作を受賞。 |