2015年12月10日[木] - 12月17日[木]

猫のホテル

高学歴娼婦と一行のボードレール

作・演出:千葉雅子

夜は繁華街で客を引き、明くる朝は一流企業に出社。
その女の二重生活は、ある春の夜にアパートの一室で冷たい体となって発見され幕引きとなる。
約二十年前、東京の円山町で実際にあったことだ。
今回私は、渋谷に程近い劇場で、そんな女がいた町を再現してみようと思う。
詩人ならば美しい言葉に変えてしまう何かがそこにあらわれるかもしれない。
師走の夜に疲れた体をほぐすような何かが。
二年間のリーディングを経ていよいよひとつの物語に。


猫のホテル

1990年11月、アートシアター新宿での「金魚のおひるね」で、千葉雅子、中村まこと、森田ガンツ、市川しんぺーらが劇団を創立する。以後、佐藤真弓、池田鉄洋(2012年退団)村上航、いけだしん、菅原永二(2011年退団)岩本靖輝らが加入する。作・演出は千葉雅子が担い、役者達が競うように絶え間ない即興稽古を重ね、劇団総掛かりで新作を創り続ける。アゴラ劇場、ザ・スズナリ、シアタートラム、本多劇場と小劇場のメッカともいわれる空間でおもに活動。近年は、劇団メンバーもプロデュース公演や他劇団や多ジャンルへの出演も増え、また別団体(「表現・さわやか」、「真心一座身も心も」、「おにぎり」、「千葉雅子×土田英生舞台製作事業」)を創立して、活動に幅を広げる。2011年からはメンバー全員の出演にこだわらずに、二人芝居(「わたしのアイドル」)や三人芝居(「あの女」)にも挑戦し、外部演出家を招いて(福原充則氏・ノゾエ征爾氏)の再演や新作、また隔月のリーディングの会を経て新作上演のための創作を長期間かけてじっくり行うなど劇団として新たな展開をみせる。

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『愛さずにはいられない』(2014)撮影:引地信彦

 

 

出演

森田ガンツ 市川しんぺー 佐藤真弓 村上航 千葉雅子

【日替わり出演】
小川菜摘(10木、12土、13日) 平田敦子(13日、14月、15火、16水、17木) 中村まこと(11金)

スタッフ

美術:原田愛 美術補:岩本三玲 照明:加藤泉 音楽:森まんぽー 舞台監督:藤田有紀彦、土居歩
宣伝美術:犬川ヒロ 宣伝イラスト:香川尚子 制作助手:中村優衣 制作:大橋さつき

日時

2015年12月10日[木] - 12月17日[木]

12月10日   19:00<小川>
11日   19:00<中村>
12日 14:00<小川> 19:00<小川>
13日 14:00<小川> 19:00<平田>
14日   19:00<平田>
15日   19:00<平田>
16日   19:00<平田>
17日   18:00<平田>

受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前

料金

前売:3300円 / 当日:3500円

*日時指定・全席自由・整理番号付
*未就学児童はご入場頂けません。
チケット
発売日

■劇団先行発売 2015年9月23日(水)10:00 ~9月27日(日)23:59
■一般発売   2015年10月4日(日)

チケット
取り扱い
■チケットぴあ http://t.pia.jp/ 0570-02-9999(Pコード 446-648)
■イープラス http://eplus.jp/
■猫のホテル(先行/一般) http://www.nekohote.com/
WEB

WEB http://nekohote.com/
Twitter @nekohote

 
芸術監督:平田オリザ 技術協力:鈴木健介(アゴラ企画) 制作協力:木元太郎(アゴラ企画)
企画製作:猫のホテル、(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
協力:アスタリスク、ギフト、ゴーチ・ブラザーズ、よしもとクリエイティブエージェンシー、表現・さわやか