2014年8月9日[土] - 8月17日[日]

範宙遊泳

インザマッド(ただし太陽の下)

作・演出:山本卓卓
原案:坂口安吾『堕落論』ほか

63-0という歴史的大敗を喫した日本代表の悲しみと孤独は日本全土を覆った。
この悲しみと孤独が半年のうちに世相を変え日本は堕落した。一部の選手は闇屋となり、一部の選手は家庭崩壊に至った。永遠の愛を歌っていたJPOPの歌詞は、いつの日か浮気相手を想う歌詞へと変わり、かつての絶世の天才子役はショッピングモールで戦隊ショーの司会のお姉さん役が唯一の収入源である。選手の元妻となった女は貧しい慰謝料にエステにも行けず鏡を見る度ため息をつく。
人間が変わったのではない。人間は元来そういうものであり、変わったのは世相の上皮だけのことだ。

ところでぼくたち何の試合に負けたのだっけ?


範宙遊泳

2007年より東京を中心に活動する演劇集団。脚本・演出を山本卓卓が手がける。
現実と物語の境界をみつめ、その行き来と、あり方そのものを問い直す批評性の強い作風が特徴。
題材は、生と死、夢と現実、テレビゲームあるいは仮想世界と現実世界、愛と憎しみ、など対極にあるものをユーモラスに扱う。
近年ではプロジェクター投影の文字・映像・光・間取り図など2次元のエレメンツに、3次元の俳優を有機的に絡ませ、2.5次元の演劇を立ち上げる。
代表作は「さよなら日本瞑想のまま眠りたい」「幼女X」など。

泣

『幼女X』(2013)撮影:amemiya yukitaka

出演

武谷公雄 椎橋綾那 中林 舞 名児耶ゆり 根本大介

スタッフ

音楽:千葉広樹 美術監督:たかくらかずき 美術:中村友美 衣裳:藤谷香子(FAIFAI)
照明:山内祐太 音響:高橋真衣 舞台監督:櫻井健太郎 フライヤー写真:斉藤翔平
制作助手:柿木初美 鈴木千加 川口 聡 制作:坂本もも(範宙遊泳|ロロ)

日時

2014年8月9日[土] - 8月17日[日]

8月9日   19:30
10日 14:00 19:30
11日   19:30
12日 14:00 19:30
13日   19:30
14日 14:00 19:30
15日   19:30
16日 14:00 19:30
17日 13:00 18:00

受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前

料金

一般 予約:3,000円 当日:3,500円
学生 予約:2,500円 当日:3,000円
高校生以下 予約・当日:1,000円

*日時指定・全席自由・整理番号付
*「学生・高校生以下」料金は要・学生証提示
*未就学児童はご入場頂けません。
チケット
発売日

7月5日(土)12:00

チケット
取り扱い
http://www.hanchuyuei.com ご予約フォームより
お問い合わせ 090-6182-1813(制作:坂本)
info@hanchu-yuei.com
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WEB

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協力:エンパシィ FAIFAI 岡崎藝術座 ロロ シバイエンジン 新生館スタジオ
芸術監督:平田オリザ 技術協力:鈴木健介(アゴラ企画) 制作協力:木元太郎(アゴラ企画)
企画製作:範宙遊泳 さんかくのまど (有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場

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