『マルチメディア』(2003)
1999年、高校の同級生5名で結成。慶應義塾大学の学生を中心にメンバーを増やし、STスポットやBankARTなど横浜の劇場にて作品を発表。また地元オフィスビルを再利用した創造拠点「北仲WHITE」に入居し、アトリエ「ぺピンポート」として改築しながら稽古~公演までを行った2006年『蜜の味』など、一貫して横浜を拠点とした作品製作を行ってきた。2002年、『東京の米』にてかながわ戯曲賞最優秀賞受賞。2004年、同作品にて東京国際芸術祭リージョナルシアターシリーズに参加。2009年までに16本の作品を上演。結成当初よりメンバー全員で企画立案を行い、石神夏希が作・演出を担当。メンバー各々の日々の生活から生まれる問題意識を持ち寄り、作品に反映させることをポリシーとしている。結成10年を機に解散および「再設計」を行い、初期メンバー4名にて再スタートを切る。今回の公演では、2003年初演の『マルチメディア』に新たな解釈を加え7年ぶりに再演する。