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モノモース『エンドルフィン』公演の原作許可手続き・表記について

更新日:2017.06.27

 先に終了しましたモノモースの公演『エンドルフィン』について、原作があるにもかかわらず、その許可手続きおよび表記を怠るという事案が発生しました。
 幸い、原作の『D-ブリッジ・テープ』の著者である沙藤一樹様には、事後となりましたが原作利用、今後の表記についてご快諾をいただき法的な問題は円満に解決いたしました。
 しかしながら、原作があるとは知らずに観劇なさった観客の皆様に対しては、たいへん不愉快な感情を抱かせる結果となってしまいました。原作をご存じの方にとっては、観劇の時点で当然、「これは盗作なのではないか」という疑念を抱かれたと存じます。またそのご指摘がなければ、原作を知らない多くの観客の皆様は、この作品を山崎のオリジナル作品だと思ったままで過ごすことになったかと思います。これらの点において、作者山崎彬の道義的責任は大きく、ご不快に思われた方々に、ここに深く陳謝いたします。
 また疑念が発覚してからの主催者側の対応も曖昧な部分が多く、一層の混乱を招いたことも含め、あらためて謝罪いたします。
 こまばアゴラ劇場にも、このような上演を提携公演に選定した結果責任が伴うものと自覚しております。申し訳ありませんでした。
 以上のことを踏まえ、関係者で協議した結果、『エンドルフィン』をご覧いただき、今回の事案について不快な感情を抱かれた観客の皆様に対して、チケットの全額払い戻しの措置を講じることとしました。こまばアゴラ劇場支援会員の皆様にも相当分の払い戻しを行います。
 払い戻しの方法については、各団体のサイトをご覧ください。

 あらためて、関係各位にお詫び申し上げます。

山崎彬
モノモース
こまばアゴラ劇場芸術総監督 平田オリザ

■モノモースWebサイト https://monomoos2017.wixsite.com/info

■【こまばアゴラ劇場支援会員】モノモース『エンドルフィン』公演の払い戻しについて http://www.komaba-agora.com/2017/06/6091